なぜ人体に塩は必要なのか

人の身体には、常に一定の割合で塩分が含まれています。そして、塩の役割は体内の色々なシステムを守り、維持することです。具体的には、「細胞を正常に保つ」「神経の調整」「筋肉の働きの調整」「味覚の正常化」「食欲の正常化」を行います。

塩は、身体の中の血液・消化液・リンパ液などの体液にイオンの状態で溶けています。そして、細胞の内と外との体液の圧力（浸透圧）を調整し、バランスを一定に保つ働きをしています。
実はこのバランスが食べ物から栄養素を吸収するためにとても重要なのです。

人間は塩によって生かされています。人間だけでなく、他の動物も同様です。
海に生息している魚介類・海藻類などと塩の関係はまだ解明されていないことが多いようですが、塩の大切さはわかります。

私たちが塩を摂取する場合に大切なのは、「いい塩」を摂ることです。
これまでの「塩の摂り過ぎ＝高血圧症のリスク」は、現在、「塩と高血圧は結びついていない」という考え方に変わってきていますが、ここで重要なのは「どこの塩を摂るか」です。

どんな塩を摂ればいいのか

塩の力は20年間勉強しても奥深いです。
海に囲まれている日本はどこででも海水を採取して塩が作れます。しかし、その場所にはそれぞれ地形や海流、海水の温度などに違いがあり、塩の質に差があります。
私がいいと思う塩は、海水の入れ替わりが激しく、常にきれいな状態にある場所で取れた塩です。
20年間の研究結果として、岩塩と九州五島灘産の塩に最もエネルギーが入りやすいことがわかり、この度この塩を商品化することにしました。